1章 誰もがかかりうる、誰も知らない病気▽「てんかん」は子どもがかかる特別な病気ではない
2章 認知症やうつ病と間違われやすく、併発することもある▽「てんかん」らしくない静かな発作
3章 高齢者てんかんは診断がむずかしい▽脳波の異常が現れるのは発作時のみ
4章 高齢者てんかんは適切な服薬でコントロールできる▽症状改善のポイントは抗てんかん薬との相性
5章 高齢者てんかん発見のカギは、周囲の関心と理解▽「異常なし」と診断されたときこそ疑ってほしい
6章 高齢者てんかんの診断▽てんかんの診断は発作がすべて
7章 高齢者てんかんの治療▽高齢者てんかんの治療は服薬が基本
エピローグ 高齢者てんかんとともに暮らす▽てんかん患者を支える地域社会
東京女子医科大学附属足立センター脳神経外科教授
久保田 有一(くぼた ゆういち)
1973年静岡県生まれ。医学博士。東京女子医科大学附属足立センター脳神経外科教授。TMGあさか医療センター脳神経外科臨床顧問。
山形大学卒業後、てんかん外科で著名な堀教授の主宰する東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科に入局。
国立精神・神経センター、武蔵病院を経て2009年よりアメリカ・クリーブランドクリニックてんかんセンターへ留学。その後、フランス、マルセイユにあるティモン病院神経生理部門客員研究員として深部電極の研究を行う。2014年より朝霞台中央総合病院(現TMGあさか医療センター)脳神経外科統括部長、脳卒中・てんかんセンターセンター長、同病院副院長を務める。2022年より現職。
日本脳神経外科学会専門医、日本てんかん学会専門医、日本臨床神経生理学会認定医(脳波部門)、日本脳卒中学会専門医、指導医。
専門分野の研究の傍ら、てんかん協会「波の会」での講演や朝霞地区での市民公開講座などを積極的に行っている。
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