■著者/久保田有一
■本体価格 1.600円
■発 行 2017年8月
■ISBN 978-4-86059-174-8
■判 型 A5判
■ページ 173ページ
1章 誰もがかかりうる、誰も知らない病気▽「てんかん」は子どもがかかる特別な病気ではない
2章 認知症やうつ病と間違われやすく、併発することもある▽「てんかん」らしくない静かな発作
3章 高齢者てんかんは診断がむずかしい▽脳波の異常が現れるのは発作時のみ
4章 高齢者てんかんは適切な服薬でコントロールできる▽症状改善のポイントは抗てんかん薬との相性
5章 高齢者てんかん発見のカギは、周囲の関心と理解▽「異常なし」と診断されたときこそ疑ってほしい
6章 高齢者てんかんの診断▽てんかんの診断は発作がすべて
7章 高齢者てんかんの治療▽高齢者てんかんの治療は服薬が基本
エピローグ 高齢者てんかんとともに暮らす▽てんかん患者を支える地域社会
久保田 有一(くぼた ゆういち)
1973年静岡県生まれ。山形大学医学部卒業後、てんかん外科で著名な堀教授の主宰する東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科に入局する。国立精神・神経センター 武蔵病院にて大槻部長の下、てんかん学・てんかん外科について習得、その後2009年よりアメリカ・クリーブランドクリニックてんかんセンターに留学し、てんかん・神経生理フェロープログラムに入学し、翌年、卒業。その後フランス、マルセイユにあるティモン病院神経生理部門客員研究員として深部電極の研究を行った。2014年より、現職である朝霞台中央総合病院 脳神経外科統括部長、脳卒中・てんかんセンター センター長。および東京女子医科大学、同八千代医療センターにててんかん外来を担当する。医学博士。日本脳神経外科学会専門医、日本てんかん学会専門医、日本臨床神経生理学会 認定医(脳波部門)、日本脳卒中学会専門医。研究として、大脳機能・辺縁系機能の解明、およびてんかん発作の伝播機序について行っている。また社会活動として、てんかん協会「波の会」でのてんかんに関する講演、埼玉県朝霞地区での市民公開講座などを積極的に行っている。
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